
裏金再開、旧安倍派の幹部が要請 会計責任者が証言
自民党派閥裏金事件の実態解明に向け、衆院予算委員会の安住淳委員長と与野党理事は27日、旧安倍派会計責任者の松本淳一郎氏を都内のホテルで参考人聴取した。松本氏は、旧安倍派による政治資金パーティー券販売ノルマ超過分を還流する慣行について、2022年4月にいったん中止しながら7月に派閥幹部から再開を求められ、8月の幹部会合で再開が決まったと証言した。当時幹部だった下村博文氏は取材に「(再開を求める)派内の声を伝えた」と明らかにした。
政治資金規正法違反の罪で有罪となった松本氏は、昨年6月の自身の公判で同様に説明した他、ある幹部に還流再開を要求されたと証言した。共同通信は派閥関係者の供述を引用する形で、この幹部は下村氏だったと報じている。
派閥幹部は昨年3月、国会の政倫審に出席し、22年8月の幹部会合で結論は出ていないなどと主張した。参考人聴取後、下村氏は取材に「幹部会合で再開は決まっていない」と述べ、自身のXで「還付再開を松本氏に指示したことはない」と否定。食い違いが改めて浮き彫りになった。


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