
「ドアストッパー」代わりの花瓶、明時代のものと判明 60万円で落札
イギリスの女性が8.5ポンド(約1500円)で入手し、「下の階のトイレの隅」に置かれていた花瓶が、中国・明時代のものだったことが判明した。この花瓶は13日、オークションで3400ポンド(約60万円)で落札された。
アマンダ・ロウラーさんは2020年にこの花瓶を入手。娘のメアリーさんが母親のため、イングランド南東部エセックス州リー・オン・シーのチャリティーショップで購入したものだという。。
ロウラーさんはこの花瓶を「時には扉のストッパー」として使い、引っ越しの際には捨てそうになったのだと話す。
しかし、BBCの美術品鑑定番組「アンティークス・ロードショウ」で「全く同じ」花瓶に最大1万ポンドの値が付けられているのを見て、取っておくことにしたという。
オークションに先駆けてロウラーさんは、この花瓶との出会いを説明。トイレ用の置き物を探すよう娘に頼んだところ、8.5ポンドの花瓶の写真が送られてきて喜んだと話した。
また、「5ポンドに値切ってみてはどうかと娘に提案したものの(中略)チャリティーショップなので、それはできないと娘に断られてしまった」と語った。
「この花瓶はだいぶ長い間、下の階のトイレの片隅に放置されてた」
ある日、ロウラーさんは「アンティークス・ロードショウ」で紹介された明時代の花瓶の写真を、ソーシャルメディア上で発見した。
同番組の専門家ラース・サープさんは、番組に登場した花瓶に5000~1万ポンドの価値があると評価した。
「その写真を見て、うちにある花瓶ととても似ていると思った」とロウラーさんは話した。
ロウラーさんがこの花瓶をオークション会社「ロックデイルズ」に持ち込んだところ、同社の専門家ライザ・マチャンさんも、この意見に同意した。
「この花瓶には、『アンティーク・ロードショー』に同じものが登場していたという実績がある。我々はある程度、この番組の実績に頼っている」
マチャンさんによると、ロウラーさんの花瓶は、慈善団体に寄付された後にばらばらになった対の片方だった可能性が高い。対になった花瓶も、同じように10ポンド以下で売られたという。
花瓶は、3000~4000ポンドの参考価格で競売にかけられ、3400ポンドで落札された。イギリス在住と思われる個人コレクターが購入したとされている。
花瓶を見つけて代金を払ったのは娘のメアリーさんなので、落札価格の大半はメアリーさんのものになると、ロウラーさんは話した。
メアリーさんが乗っている古いフォルクスワーゲン「ゴルフ」を修理する必要があるため、思わぬ臨時収入の一部はそれに使うつもりだという。


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