(連載2)二正面作戦のロシア、伊達ではない

【宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト】 中国は、もともとコロナウイルスによるパンデミックが発生するよりも前から、南シナ海・東シナ海・台湾・中印国境などの国境地帯で領土紛争を起こしており、「真珠の首飾り」と呼ばれる海上交通路戦略を採ってインド洋での影響力拡大を進め、一帯一路によってアフリカと様々なところで軋轢を残している。これらの挑戦は超...▶続きはこちら

(連載1)二正面作戦のロシア、伊達ではない

【宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト】 ユーラシアが動揺している。きっかけはこれだろう。昨年の夏にアメリカがアフガニスタンから撤退した。これによって中央アジアのパワーバランスが崩れているのである。この2年間、多くの国がコロナウイルス禍によって様々な政治的な問題や国民感情の問題に直面しており、その未経験の災害に対する苦闘から政治経済の停滞...▶続きはこちら

「世界不平等報告2022」が示す韓国社会の格差

【真田 幸光 大学教員】 フランス・パリには、日本語に翻訳するところの「世界不平等研究所」という機関があります。この研究所は、パリ大学・経済学部に併設された研究機関で、「世界の富と所得のデータベースに基づいて毎年、世界不平等報告を発刊している」という研究機関であります。また、ここでは、所得分配を研究する世界各国の学者100...▶続きはこちら

(連載2)施政方針演説、優等生でパンチ足りず

【岡本 裕明 海外事業経営者】 財政健全化を前面に掲げる心理の場合、思い切った投資はできません。なぜなら失敗が怖いからです。コロナ対策のような絶対必要なものには財政を投入しますが、岸田氏は経済の成長分野に投資を決めても小遣い程度に留まるでしょう。しかし、私が同じ立場なら気候変動と異常気象が日常的に起きることを踏まえ、コンパクトシ...▶続きはこちら

(連載1)施政方針演説、優等生でパンチ足りず

【岡本 裕明 海外事業経営者】 通常国会の開催に際し、岸田首相が施政方針演説を行いました。地味な内容だったため、メディアでの露出は限定的です。日経も社説が無理に取り上げたような感じになっており、捉え方によっては突っ込みどころがない成績優等生の答案ということかもしれません。岸田首相は世論調査では最新版が読売のもので66%と上昇、オ...▶続きはこちら

(連載2)アメリカが向き合う「10大リスク」

【宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト】 また、その仮想敵国が小さな国であるには、そのようなリスクにはならない。もしもその小さな国と戦争になった場合も、その武力衝突の規模は自ずから限定されるし、事前に相手国の選択肢を制御できる余地が大きいからである。つまり、仮想敵国がありそれなりの規模の場合にリスクにつながるということになる。     ...▶続きはこちら

(連載1)アメリカが向き合う「10大リスク」

【宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト】 世界の10大ニュースというのはこの時期の話のネタとして注目されるものだ。他方で、ユーラシア・グループが毎年発表する「10大リスク」というのも国際情勢に興味のある向きでは、同じくらい話題になるものだろう。なかなか日本では目にしない内容である。何よりも「ニュース」は過去にあった出来事をそのまま検討し、...▶続きはこちら

「情報収集に全力」というお役所言葉

【荒木 和博 拓殖大学海外事情研究所教授】 「情報収集に全力」。北朝鮮がミサイルを発射するたびに出てくる言葉がこれで、今回も総理をはじめとして皆さん連発していました。多少意地の悪いツッコミを入れれば、「じゃあ、これまでいい加減に情報収集をやっていたのか」と言いたくなります。重要なことは、収集してどうするのか、ということです。この調子だとミサ...▶続きはこちら

厳冬下、不安定化する世界

【大井 幸子 国際金融アナリスト】 私はBBCニュースの天気予報が好きです。さすが、かつての日の沈まない大英帝国だけあります。予報士が世界地図や偏西風の様子を示しながら、世界の天気がどう変わっていくのかを説明してくれます。日本の天気予報は日本列島しか示さないので、世界の俯瞰的な天気との関連性が見えてきません。この冬、日本列島は大寒気...▶続きはこちら

(連載2)釈然としないカザフスタンの混乱

【岡本 裕明 海外事業経営者】 もう一つの疑問点はトカエフ大統領が即座にロシアに支援を求め、ロシアの治安維持隊が同国に入り、混乱を鎮静化させている点です。アメリカのブリンケン国務長官は、トカエフ氏の「反逆者は容赦なく射殺してもよい」という発言を非人道的で容認しないと述べ、なぜロシアに支援を求めたのだろうともコメントしています。 ...▶続きはこちら